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突発性難聴―週刊誌報道を見て―

理事エムです。
17日は阪神大震災から13年。
早朝に見た情報ではたいしたことがないように
見えましたが、昼近くなり再度テレビを付けると
火の海の街が目に飛び込み、大変驚きました。
こちらからは新幹線で数時間の時代というのに報道の温度差を
感じました。

さて、報道といえば、歌手の浜崎あゆみさんの情報は週刊誌をにぎわしています。
いくつかセンセーショナルなタイトルがあり心を痛めています。
中には、最初に読んでしばらく何も考えられなくなった内容もあります。
閉じたばかりの傷口がひらくように、生きている間にいくつ頭を抱え、泣き出す夜を
超えればいいのでしょうか。

☆ほとんどの雑誌が、難聴の不便、早期発見、早期治療の重要さを報じています。
ロック難聴や、ヘッドホンの長期使用による難聴について触れるところもありました。

両耳難聴になることについては、恐怖心をあおるような書き方の
ものがあり、まずこれに私は不快感をおぼえました。

☆突発性難聴は、厚生労働省が指定した123の難治性疾患の一つである事に触れたものが。
これは本当。厚生労働省は、この疾患について研究班を設置しています。
難病情報センターのサイトによると、聴覚・平衡障害については以下のものが
指定されています。これは恥ずかしながら今知りました。
―メニエール病
  ―遅発性内リンパ水腫
    ―突発性難聴
     ―特発性両側性感音難聴

☆医師について。中には、症状が固まった後は無効の治療法を述べ、
あきらめずに、とのコメントも。
30年前効果のない治療を続けた身には、いまだにこんなことを言う医師が
いるのかと驚いています。
また、元「主治医」とされた人物にインタビューした社がありました。
そして、この医師はある時期の受診記録はあるがそれ以降はないという
答え方をしていたのです。
医師には患者についての守秘義務があるので、この場合は
主治医であったかどうかも含めノーコメントが正しいやり方ではないでしょうか。

☆突発性難聴を経験した芸能人について書かれたものもありましたが
本人に取材できたケースはごくわずかでした。
ここでは、あえて個人名を記しません。

☆わたしが一番憤ったのは、ある薬の副作用なのでは?とする報道です。
この薬についてサイトで調べると、正しい処方をすれば穏やかな効き目が得られるとのこと。
昔からの知り合いで、この薬を長期服用している人がいますが、
聴力検査で引っかかったことは一度もありません。
どんな薬も個人差や予期せぬ副作用は起こりうるものです。
しかし、彼女がこの薬を服用したかどうかは定かではありませんし
自分から服用を言い出さなければ、触れる必要もないことです。

☆歌手と言う職業柄、伴奏の使い方などで工夫する方法はありました。
たとえば伴奏との距離が遠いオペラ歌手に難聴は聞かれない話。
電子楽器以外を使用し、自分の耳で確かめられる音だけ聞く話。
残念ながら、突発性難聴の患者として、思いやりのある、
また前向きな気持ちになれる報道はわたしには見られませんでした。

たとえば、難聴の症状を自覚したら学校や仕事を休んで治療に専念できるような。
子育て中や自営業の人は特に、自分の体が資本だから休めないで
症状を進行させる状況なのです。そこに触れる報道はあったでしょうか。
また、歌手ではないけど難聴になったとしても
手話や要約筆記の力で徐々に自分を取り戻す人への
取材はあったでしょうか。