Dolphin Publisherの既知の問題と回避方法 (2016年6月更新)

Dolphin Publisherの既知の問題と回避方法

Dolphin Publisherは、英語のソフトを日本語化していることもあり、日本語環境で使うにあたって、いくつか既知の問題があります。問題は開発元であるDolphin社に報告しており、一つ一つ改善はされていますが、すべて修正されているわけではありません。
一 方、マルチメディアのDAISY図書のテキストと音声をDolphin Publisherほど自由に編集できるツールは現状では他にありません。編集中のファイルがDAISYフォーマットであるため、途中で他のツールで開いたり、ソースを開いたりすることもできますし、完成後にテキストや音声の一部のみを修正することも自由にできます。
現状では、問題を回避しながらDolphinPublisherを上手く活用するのが、効率よい製作方法のひとつとなっています。

Dolphin Publisher3.5の既知の問題とその回避方法は次の通りです。

問題1)
HTML編集画面で、tableタグ内のテキストを選択してセンテンスを作成すると、HTMLファイルが壊れる場合がある。

回避策1)
先に、普通のテキストの状態で、センテンスを作成して、図書が完成した後にtableタグを入れて、見た目を整えるという順番で製作すれば回避できる。

問題2)
HTML編集画面で、次の場合にセンテンスの編集を行うと、HTML編集画面がフリーズしやすい場合がある。
・bold, italic, underline等の文字への装飾をしている場合
・縦書きのスタイルシートを入れている場合
・テキストのすぐ横に改行を入れずに画像がある場合
・<hr />を使用している場合

回避策2)
・bold, italic, underline等の文字への装飾は、センテンスの編集が終わって、図書が完成した後に追加することで回避できる。
・縦書きのコンテンツであっても、Publisherで編集する際は横書きで行い、図書が完成した後に縦書きのスタイルシートを入れることで回避できる。
・テキストの後にEnterで改行を入れてから画像を入れることで、画像の周辺での問題を回避できる。
・<hr />は、図書が完成した後にXHTMLファイルに入れると回避できる。

問題3)
見出しの編集画面で、×印のボタン (delete)でページを削除すると、ページのあった場所に不正なシンクロができてしまう。

回避策3)
音声波形エリアで、不正なシンクロを選択して、T字のマークが黄緑になっている状態で、右クリックをし、「削除」を選択すると、不正なシンクロが削除される。

問題4)
「●」をセンテンス(黄色いハイライト)に含めないと、ビルドの際にIDに問題が発生するケースがある。

回避策4)
「●」はセンテンスに含めるようにする。(黄色のハイライトの中に入れてください)

問題5)
プロジェクトの新規作成で、「作成」ボタンを押したときに、「daisy202_default.mdfファイルが見つからず、プロジェクトが作成できません!」というエラーが出る場合がある。

回避策5)
DolphinPublisherをアンインストールして、インストールしなおすとなおる。

問題6)
音声形式がMP3のプロジェクトをDolphinPublisherで開いて音声を編集して、ビルドをすると不具合が生じる。

回避策6)
DolphinPublisherでは、音声形式がWAVEのプロジェクトを編集するようにする。
完成したプロジェクトを保存する際に、音声形式がWAVEのプロジェクトをマスターとして保存する。
音声形式がMP3のプロジェクトしかない場合には、クリーンアップをして、「SessionUndo」フォルダなど不要なファイルを削除するなどをして、ビルドをしないようにする。

問題7)
一部のWindows10パソコンで、画像挿入の際にDolphinPublisherが動かなくなる場合がある。

回避策7)
DolphinPublisherのHTML編集画面の「画像の挿入」画面で、「オプション これ以上サイズが大きい画像を表示しない:」のチェックボックスのチェックを外すと、問題が解決される場合があります。

DolphinPublisher3.52での、これまでの既知の問題の修正点は次のページにあります。
http://blog.normanet.ne.jp/atdo/index.php?q=node/384

以上。

M.H.