8月27日 夕刊 毎日新聞(大阪本社) 一面に掲載

8月27日 夕刊 毎日新聞(大阪本社) 一面にデイジーに関する記事が掲載されました。
DAISY版の教科書は、印刷された教科書を読むことに障害を持つ子どもの利用のためにだけ郵送あるいは登録した利用者だけが利用できる非公開のネットワークを経由して提供しています。
入手に関しては、下記のATDOホームページより申請できます。
http://www.normanet.ne.jp/~atdo/aboutdaisy.html

以下、8月27日 夕刊 毎日新聞(大阪本社) 一面より抜粋

難読症:子供向け話す教科書、ダウンロード 55種類、市民団体作成
 文章を画面で表示しながら音声で読み上げるソフト「デジタル(マルチメディアデイジー)教科書」の無償ダウンロードが今夏、日本で始まった。学習障害(LD)の一つで、読み書きの習得が困難な「ディスレクシア」(難読症)を持つ小中学生向けに、全国の市民団体がネットワーク化して提供。今後、家庭学習用に利用が広がる可能性があり、関係者は国や出版社の支援を求めている。
 デイジー教科書はパソコンの専用ソフトを利用し、教科書を朗読して録音し、文章を入力。カラオケ画面の歌詞のように、音声が読み上げた文字の色が変わっていく。市民団体によると、米国では高校までの全教科書について、マルチメディアデイジー教科書を作成するよう出版社に義務付けているという。
 日本障害者リハビリテーション協会(東京都)によると、日本で誕生したのは02年。複数の市民団体が独自に作成していたが、全国10団体がネットワーク化して、7月からソフトのダウンロード利用が可能になった。
 8月現在、共有した教科書は要望の高い国語や社会を中心に小中学生用55種類に達し、利用者は約200人に上る。文字を読む労力が減り内容理解に集中できる効果があり、小学6年の男児の母親(39)=神戸市=は「授業の予習で使っている。先生の質問にうまく答えられるようになり、本人も自信になっている」と歓迎。自閉症や知的障害の児童らの活用も広がっているという。
 作成は手作業で、科目を広げられずにいる。NPO法人「奈良デイジーの会」(奈良県橿原市、naradaisy@gsk.org)の濱田滋子代表(52)は「配信センターを作るなど国や出版社も取り組んでほしい」と話している。ダウンロードには申し込みが必要。問い合わせは同NPO。【小林慎】
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 ■ことば
 ◇ディスレクシア(難読症)
 学習障害(LD)の一種で、先天的に読み書きの習得に困難を示す。文部科学省が02年に行ったサンプル調査では、学習障害など学習、行動面で著しい困難を示す児童は全児童の6・3%と推定されるが、ディスレクシアの児童数は不明。村上春樹さんのベストセラー小説「1Q84」の登場人物の一人が、ディスレクシアとの設定となっている。